謎の観光地「養老天命反転地」に迫る
関西県内だけでなく全日本的に見て全く比類する施設が存在ない非常に珍しいテーマパークが「養老天命反転地」です。
「養老天命反転地」は岐阜県にあるテーマパークの一つで、世界的に著名なアーティストである荒川修作氏とそのパートナーであるマドリン・ギンズ氏により30年間におよぶ構想を実現した施設となっています。
テーマとなっているのは体で直接アートを体感するということであり、園内に置かれている作品は全て見る側が何らかの形で携わるようになっています。
メインパビリオンとなっているのは「極限で似るものの家」と「楕円形のフィールド」も二つで、それぞれのエリアの中には複数のパビリオンや分岐点が置かれています。
言葉だけでこの「養老天命反転地」を説明するのは非常に難しく、その独特の風景や体験はそこに実際に行ってみないことには理解をすることができません。
それだけに園内をただ歩いていくだけでも予想のつかない風景や出来事に出会うことができ、他のテーマパークとは全く違った感動や刺激を受けていくことができます。
訪れる前にはどういったものがあるかをじっくり調べていくのもよいのですが、できればその場所に行ってみて初めて感じるという体験をしてもらいたいので、旅行の計画を立てるときにはあまり詳細まで調べずに出かけることをおすすめします。
なお「養老天命反転地」では、テーマパークを体感中にケガをする人も多数いるようですので、その点はあらかじめ了承をしておいてください。
周辺施設にも有名な施設がたくさん
「養老天命反転地」は岐阜県内でも有数の観光名所として通好みをする場所になっています。
ですがもともとは「養老天命反転地」は有名な「養老の滝」がある自然資源を活かしたスポットであり、飲食店や宿泊施設も数多く設置されています。
「養老の滝」とは岐阜県養老郡養老町にある滝で、落差32m、幅4mという大きさにより全国的にも美しい景観のある場所として知られています。
季節ごとに全く違った景色を見せてくれるということも大きな特徴となっており、どこかしなやかで艶めかしい水の動きは長く見ていても飽きない美しさがあります。
なお養老の滝周辺には「養老サイダー」という地域限定の特別な飲料水があります。
「養老サイダー」は2000年まで製造販売されていた幻の飲料水だったのですが、製造企業の社長が急逝したことにより突如生産中止になったという歴史があります。
しかしその後ファンからの熱い要望もあり妻がそのレシピを発見したことで再度販売のめどがつくようになりました。
今後は養老周辺の新たな観光資源とするため販路を拡大する動きも提案されており、周辺施設を訪れる人にとっても大きな楽しみとなります。