縁結びだけではない「出雲大社」のご利益
出雲大社は島根県出雲市大社町杵築にある日本でも有数の古い歴史を持った神社です。
祭神は大国主命だえり、その他にも天之御中主神や高御産巣日神といったような五神を配祀しています。
全国には数多くの神社仏閣がありますが、その中においてもこの出雲大社はひときわ特別な存在となっており、境内に一歩入っただけで周辺とは全く違った荘厳な空気を感じることができます。
「出雲大社」といえば全国的にも有名な縁結びの神として知られているところですが、これは「古事記」に創建についての記述があることに起因しています。
なおあまり知られていませんが、出雲大社は明治初期までは「杵築大社」という名称で呼ばれていました。
以前より大変に強い力とご利益がある場所として知られてきたこともあり、出雲大社を参拝する人は年間200万人を超えています。
参拝客が多いことからカジュアルな観光地として訪れる人も多いですが、本来出雲大社は非常に厳格な信仰により祀られている場所であるため、お参りに訪れるときにはきちんとルールを守ることが必要となります。
きちんと着ていくものや態度を改めることにより、出雲大社の持つ大きなパワーをしっかり受け取ることができますので願掛けのために赴く時にはしっかりルールを守るようにしましょう。
恋愛成就だけでなく全ての縁を取り持ってくれる
出雲大社については、縁結びの神様というイメージが強く持たれてしまっています。
しかしこの「縁」は必ずしも男女の縁のような恋愛関連の縁だけに限ったことではありません。
本来人と人とのつながりはどのようなものであれ「縁」によって導かれるものであることから、出雲大社ではそうした人生における全ての出会いについての「縁」を取り持ってくれるとしています。
仕事にしろ友人関係にしろ、よい「縁」に恵まれることこそが金運や仕事運、勉強運といった全ての運を高めてくれるきっかけになります。
ですので出雲大社への参拝は、これから生涯のパートナーを見つけたいと願っている人だけでなく、今後の人生における運勢全般をよいものにしたいという人におすすめできるものとなっています。
出雲大社で正しくお参りをするにはきちんと守るべきルールがあります。
細かい拝礼方法については公式サイトに記載されているので出かける前にしっかり見ておいてもらいたいです。
基本的な礼拝方法は「一拝・祈念・二拝・四拍手・一拝」です。
通常神社への拝礼の場合「仁礼二拍一礼」という順番が覚えられているかと思いますが、より本格的に出雲大社へお参りに行く際には正式な礼拝方法を覚えることが進められます。
誰かが同行する旅ではなかなかこうした本式の拝礼はしづらいものですので、本気で礼拝したい時には一人で訪れるのがよいでしょう。