大学進学で親元を離れる子どもはどこに住む?

子どもが親元を離れて大学に通うことについて、不安を感じる親御さんもいるのではないでしょうか。自宅から通うのが難しい距離にあったら、必然的に子どもは一人暮らしをすることになります。ここでは、親元を離れた大学生の住居についてご紹介します。どの暮らしも一長一短があるので、経済状況や子どもの希望に合わせて選ぶといいでしょう。

学生寮(県人寮・奨学寮を含む)

学生寮とは、その大学に在籍する学生専用の寮です。中には、特定の都道府県出身の学生を対象にした「県人寮」もあります。また、奨学金制度を利用しており、特定の学生寮に申し込むと特別料金で入寮できる「奨学寮制度」を設けているところもあります。

運営元が大学であれ奨学財団であれ、奨学を目的とした寄宿舎であるため、家賃は安くなる傾向にあります。一般的に「学生寮」と呼ばれるのは、大学や奨学財団が運営する、奨学目的の寄宿舎であることがほとんど。企業が運営する、営利目的の寄宿舎は「学生会館(学生アパート・マンション)」と呼ばれており、サービスの内容も異なります。

参考:学生寮・学生会館ってなに?

学生会館・学生専用マンション

学生会館(学生アパート・マンション)とは、企業が運営する学生専用の寄宿舎です。学生寮のように管理人(寮母や寮父)がいて、毎日の食事を提供してくれます。アパートやマンションのように、個室が与えられます。サービスが充実している分、家賃はやや高くなりがちですが、学生寮とアパート・マンションによる一人暮らしのいいとこ取りのような存在です。

一般のアパート・マンション

いわゆる一人暮らしです。大学生でも、学生寮や学生会館の数には限りがあるため、学生を対象にしていない一般的なアパート・マンションに住むこともあります。大学付近は比較的、地価が高くなる傾向にありますが、アパート・マンションでは、大学から少し離れたエリアでも探すことができるため、自分の経済状況にあった住居を見つけられるでしょう。学生会館(学生アパート・マンション)のように食事や各種サポートといったサービスは一切ついていませんが、学生会館よりも家賃が安くなる傾向にあります。