カラオケを趣味にするメリット
歌うのが好きという方は多いのではないでしょうか。僕も歌うのは好きなほうです。
カラオケはストレス発散にもなりますし、最近は改めてカラオケを趣味にするのもいいかなと考えています。
幸せホルモンの促進、脳トレなど趣味でカラオケを楽しむメリットは色々。
カラオケを趣味にする良さについて、いくつかまとめました。
ストレスの発散
普段の生活では大声で歌ったり話したりするのはできないですが、カラオケならお構いなく大きな声を出せます。
音楽に合わせて、熱唱や絶叫をするのはとてもストレス解消になるものです。
日ごろは大人しいふるまいをしている人も、思いきって大きな声で歌ってみると気分が良くなると思います。
自律神経が整う効果も
いつもより呼吸を深くしないと、大声で歌うことはできませんよね。深く息を吸って吐くことで、心身をリラックスさせる副交感神経が優位になりストレスを緩和させることができます。
特に、「毎日同じ体勢で仕事している」「緊張しやすい」という方は無意識のうちに呼吸が浅くなり、自律神経が乱れている可能性があります。そんな方でこそ、カラオケで大声で歌うことの恩恵を受けやすいといえそうです。
本人映像を大画面・大音量で楽しめる
機種や曲によって異なりますが、アーティスト本人のライブ映像やプロモーションビデオが流れるものもあります。
大画面・良い音響で映像を見られるのはカラオケならでは。
アーティスト本人の映像を見ながらなりきってみたり、振り付けを練習したりしてみるのも楽しみ方の1つです。
幸せホルモンが分泌されやすい
歌を楽しんでいると、幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌されるとのこと。
オキシトシンとは、免疫力の向上やストレスの緩和につながるホルモンです。
たくさん歌わずとも、1曲歌うだけでオキシトシンの分泌が期待できます。
それと反対に、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」は、歌うと分泌量が減少するとのこと。
カラオケがストレス解消に役立つのは、このようなホルモンの関係もあると考えられます。
嚥下機能が向上する
カラオケをすることで、のどの三大機能である「嚥下機能」が改善されると言われています。
嚥下機能とは簡単に説明すると、食べ物や飲み物などを摂取するのには欠かせない「飲み込む力」のことです。
しかし、近ごろでは若い人でも、口やのどの機能の低下による嚥下障害が見られています。
嚥下障害になると誤飲や飲み込みがしにくくなってしまうのですが、誤飲は肺炎にもつながる可能性がありますから、若い人も今のうちから口やのどの機能維持に意識を向けておいて損はないでしょう。
カラオケで楽しく歌いながら、口やのどの機能を鍛えられるのはお得なものです。
シーン別のメリット
カラオケと一言で言っても、友達と行く、家族と行く、ひとりで行くなど様々なシーンがあります。
シーンによってそれぞれ違ったメリットがあり、他の人を気にせず歌いたい方や大勢で楽しみたい方など人によって楽しみ方もいろいろ。
上手く歌うコツ
カラオケで上手く歌うためのコツを、いくつかまとめました。意外と簡単な方法で、カラオケ上達は狙えますよ。
自分のキーに合った曲を選ぶ
声量や喉、お腹の使い方を変えることも大事ですが、上手く歌うためには選曲も重要です。「好きな曲を原曲キーで歌って、高温が出なかった」「低音に合わせるのがつらかった…」なんて経験を誰もがしているのではないでしょうか。まずは、自分が自然に歌えるキーを見極めることから始めましょう。
最近は、自分のキーに合った曲を調べてくれる専用アプリも登場しています。「どんな曲を選べばいいか分からない」という方は、そういった専用アプリを参考に選曲してみると良さそうです。
筋肉をほぐす
歌う前に、喉と体のウォーミングアップをしましょう。ボイストレーニングのウォーミングアップとしておすすめなのが、「リップロール」です。リップロールとは、息を吐きながら唇を「プルルルル」と震わせる発声トレーニングです。
唇を閉じて、口と鼻から吸った息を使い、唇を振動させるように息を吹きかけます。その後、唇は閉じたままでゆっくり息を吐き、音を出しながら唇を震わせていきます。これを繰り返し、唇の振動を徐々に長く保てるようにしていきましょう。
リップロールをすることで、「呼吸が深くなる」「横隔膜が鍛えられて呼吸・声量が安定する」「裏声と地声の切り替えがしやすくなる」という恩恵を得られます。
腹式呼吸を使う
腹式呼吸とは、「息を吐くときにお腹がへこみ、息を吸うときにお腹が膨らむ」という状態を指します。腹式呼吸ができるようになると高い声が自然と出しやすくなるほか、歌唱中の息も続きやすくなります。声を出すのが楽になったり、喉が疲れにくくなるのも腹式呼吸のメリット。
立った状態で、「息を吸ってお腹を膨らませる」「息を吐いてお腹をへこませる」という練習をしましょう。歌ってる最中にも無意識に腹式呼吸ができるようになれば、今までよりも楽に歌えるようになっているはずです。
マイクはまっすぐ持つ
マイクの持ち方も重要です。マイクは横からくる音声を上手く拾ってくれないため、歌声の声量も少なく聞こえてしまいます。マイクをまっすぐ持って歌うことで、歌声が安定した音量で聞こえるようになり、「声量が安定している=歌が上手い!」と思ってもらえます。
歌詞の母音を意識する
歌詞の母音を意識して歌うことで、音と音がなめらかに繋がりやすくなり音程の安定感が増します。ゆっくりと母音を発音したり、またはハッキリと聞こえるように発音したりすると良いでしょう。
大きな声で歌う
遠くに向かって声を出すようなイメージで歌いましょう。音程が多少拙くても、大きな声で歌うようにするだけでも声量が上がります。その結果、声に安定感が出て上手く聞こえます。
大きな声を出すためには、体や喉をリラックスさせることが重要です。足を肩幅分開いて立つだけでも、自然に声が出しやすくなりますよ。このとき、お腹を前に突き出したり腰を曲げたりせず、まっすぐ立つようにすることも忘れずに。
カラオケが苦手な人の特徴
カラオケが苦手な人や下手に聞こえてしまう人には、実は共通点があります。少しでもうまく歌いたいという方は、苦手な人の特徴を知って練習してみるといいかもしれません。
音程がずれている
いわゆる、音痴と言われる人の状態です。メロディーの音と自分が発声している音がズレているのが音痴の人の特徴です。音程が取れる人からすれば、耳から聞こえてきた音を頼りに声を出せばよいだけと思うかもしれませんが、音痴になってしまうのにも理由があります。1つは、音程を取るための喉の筋肉が発達していないことです。
どの程度力を込めれば、望んでいる音程になるのかが分からないので、音が外れてしまいます。2つめは、音程を正確に捉えられないことです。これは喉ではなく、耳が音を捉える力が不足しているために起こります。他人がカラオケしているのを聞いたとき、音程が取れているかどうかが分かるのであれば、1つめが原因で音が取れていないと言えるでしょう。
他人の歌の音程も実はよく分からない、のであれば2に原因があるかもしれません。また、カラオケをするときはまず耳で聞いて歌を覚えるはずなので、2の要因を持っている方は、自分が出している音が正しいかも分かりにくくなっているので、まずは耳に原因が無いかを探るのが良いと思われます。
リズム感が悪い
リズムが取れないと、メロディーがうまく乗らないために下手に聞こえてしまいます。リズム感が悪い人の特徴としては、遅い・早い・一定でない、の3つがあります。リズムが乱れるのにはいくつか理由があります。
1つめは、焦りです。ちゃんと歌おうとするがあまり、声を発するタイミングが遅くなったり早くなったりしてテンポが崩れてしまうものです。焦ったり、緊張してしまったりするタイプの方は、落ち着いて歌うことを心掛けると、リズム感が良くなるかもしれません。
2つめは、流れている音楽のテンポをうまく掴めないことにあります。基本的に、カラオケで歌われる曲の多くは、一定のテンポで作られているので、一度把握してしまえばあとはずっと同じテンポの繰り返しです。まずは、テンポを掴むところから始めてみましょう。曲に合わせて手拍子をするようにすると、テンポを掴む力が鍛えられますよ。
一本調子で歌う
一本調子とは、抑揚のない歌い方という意味です。どの音も同じ大きさと強さで歌ってしまうために、曲の流れや盛り上がりと合わないように聞こえるので、下手な印象になってしまいます。言ってしまえば、一昔前のロボットのような発声です。正しい音で歌おう!と考えすぎると、一本調子になりがちです。
音程は大切ですが、1音1音ではなく言葉のまとまりを1つとして歌ってみましょう。普段、僕たちが話している言葉にもアクセントがあるように、歌うときも言葉を話すように強弱を意識してみてください。 また、簡単に抑揚をつける方法もあります。Aメロ・Bメロは抑えて歌い、サビは大きな声で歌う方法です。Cメロも同様に抑えつつ、落ちサビで一番声を出します。曲の構成のまとまりごとに声の大きさを変えるだけでも、一本調子でなくなるので試してみてくださいね。
まとめ
カラオケには、楽しく歌えるだけでなくストレスが発散できたり、喉が鍛えられたりとメリットもたくさんです。友人や家族とワイワイと楽しんでもいいですし、ヒトカラで思う存分歌いつくしてもいいでしょう。最近では、自宅で声を出しても近所迷惑にならない便利グッズもいろいろと出ています。カラオケボックスに行く機会が少ないときは、そうしたグッズを試してみるのも手かもしれません。僕ももっとうまく歌えるように、書いてみた方法を実践して試してみるので、気になるものがあれば挑戦してみてくださいね。